妊娠6か月健診で胎児に異常がみつかり、妊娠20週にて中期中絶(人工妊娠中絶手術)を行いました
自然死産ではなく人工死産ですので、お気分を害される方はここから先は読まないでくださいね
では、2泊3日の入院2日目出産したあとのお話についてかきます
人工妊娠中絶手術の出産レポはこちらのブログ
人工妊娠中絶手術~出産後~
出産では出血が500ml程度あったようで、私は出産と貧血による疲労でウトウトしていました
30分か1時間くらいたってからでしょうか
私はおなかがすいたと感じて、ウィダーインゼリーを半分飲んで、休んでいたところ助産師さんが部屋にきて「赤ちゃんをつれてきてもいいですか」と
「お願いします」とお願いしたところ、先生と助産師さんがきれいな籠にお花とガーゼのお布団で包まれた赤ちゃんを連れてきてくれて対面しました
腹部エコーは260gとでていましたが、実際は身長27㎝、体重320gの赤ちゃんでした
皮膚の色は赤っぽい(血管がすけている?)んですが、姿・形は人間そのもの…
キレイなキレイな女の子の赤ちゃんで、私は自然と赤ちゃんの顔を撫でていました
今このブログを書きながら、思い出すだけでポロポロと涙がでてきてしまいます
先生は「キレイですね。頭は少し小さくて、お腹は水の影響で少しぷっくりしています」と
姿・形だけをみると、本当にキレイな普通の赤ちゃんにみえるので「産んであげられたんじゃないのかな」って気持ちでずっと顔をなでていました
先生と助産師さんが「このまま一緒に過ごしますか」と聞いてくれ、夫がくるまでそのまま一緒に部屋で赤ちゃんと二人で過ごすことに
私は出産のとき、出血が多くて身体を起こしているのがつらかったので、時折横になって休みながら、赤ちゃんを撫でたり、一緒に写真をとったりして過ごしました
その時一緒にとった写真をみると、私の唇は真っ白だし、顔は全く笑えていません
穏やかな顔をして、まるで眠っているような赤ちゃんと対照的に、私の目は潤んでいるし、なんともいえない顔をしています
出産当日の夜は、母乳をでなくするカバサールという錠剤を一錠のみました
出産後は貧血の症状があり、トイレに移動するだけですごく疲れたんですけど、横になって過ごす分には問題なかったです
そして悲しいことに、出産直後からおなかはぺったんこになっちゃいました
一人目出産後は出産後はまだ妊娠6か月くらいおなかがでていたのに、中期中絶のあとはもう赤ちゃんがいた痕跡がなくなっていてすごく悲しかったです
人工妊娠中絶手術~夫と赤ちゃんの対面~
しばらくすると仕事を終えた夫が面会にきてくれました
コロナ渦なので面会時間は15分の制限がありますが、助産師さんはゆっくりしてもいいですよと
夫は保育園に通っている息子のお迎えがあったので、15分ほどで帰りますと伝えると、助産師さんから夫へ役所での手続きや火葬の説明がありました
エンゼルボックスは病院で買うこともできるし、個人で用意してもいいとも言われ、私たちはエンゼルボックスは病院で購入し、骨壺は自分たちでネット注文、赤ちゃんのお洋服は私が退院までに作ることにしました
私たちはこのシルバーの骨壺を購入しました
ただまた次のブログで詳しく書きますが、妊娠20週の赤ちゃんは火葬すると骨はわずかにしか残りません
この骨壺でも大きすぎるくらいでした
私たちは埋葬せずに、しばらくはずっとおうちに骨壺を置いておくつもりなので…
値段は高いですが、こちらの骨壺でもよかったなと今は思っています
病院によっては提携している葬儀屋さんを紹介してくれ、手続きを代行してくれるようですが…
私が出産した病院では手続きは葬儀屋さんの話はでず、個人で行うようお話があったんです
次のブログで入院3日目退院について、人工妊娠中絶後の手続き(死産証書、埋葬許可証)のお話についてブログに書きますね
妊娠20週での中期中絶~出産後のリアルな気持ち~
やはり出産後は後悔の気持ちが大きくて(それは今も)、ほかに方法があったんじゃないかって思ってしまいます
これは陣痛中もとても強く思っていた感情です
私は中期中絶のため自然死産とは違いますし、人工死産を「選択」したのはどうなのか…と正解のない悩みはこれからも続くと思います
もしまた次の赤ちゃんを妊娠して出産できたとしても、この子の代わりにはなれないし、同じくらいに生まれた赤ちゃんをみては「あの子も生まれてきていたら今頃は…」って気持ちになるでしょう
時間をかけて気持ちに折り合いをつけていきたいと思います
最初から読む場合はこちらから