【体験談】妊娠20週での中期中絶

体験談7「妊娠20週での中期中絶」~入院3日目退院、死産証書~

妊娠6か月健診で胎児に異常がみつかり、妊娠20週にて中期中絶(人工妊娠中絶手術)を行いました

自然死産ではなく人工死産ですので、お気分を害される方は読まないでくださいね

では、2泊3日の入院3日目退院について、死産証書のお話についてかきます

最初からよむ場合はこちらのブログ

【体験談1】妊娠20週での中期中絶(人工妊娠中絶)はじまり妊娠6か月(20週)で胎児に重篤な問題が見つかり、中期中絶(人工死産)を経験しました 妊娠6か月の妊婦検診の次の日に中期中絶を決意...

「妊娠20週での中期中絶」入院3日目最終日

入院2日目に出産し、入院3日目の朝9時医師による内診(診察)を受けました

助産師さんからは出産翌日の内診の結果、問題なければそのまま退院できますよ

旦那さんと退院時間について相談しておいてくださいと言われていたので、夫とは相談していました

内診の結果、まだ出血があるけど問題ありません、つらければ数日入院してもいいですし、今日退院しても大丈夫ですよ、退院日・退院時間に希望があるか聞かれたんです

夫は仕事の休みをとっていてくれたので、今日の11時に退院することを伝えました

入院しても、退院してもゆっくり休むだけなので、それなら家のほうがゆっくりできるかなと思ったんです

病院だと新生児の赤ちゃんの泣き声がしょっちゅう聞こえますし、睡眠も浅くなっていたので私は入院3日目に退院することを選択しました

そのあとは先生に抗生剤は飲み切るように言われ、他に何か処方してほしい薬はあるか聞かれたんですが特に思い浮かばなかったので「大丈夫です」と言ってすぐに内診(診察)は終わりました

入院3日目~退院までにしたこと~

入院2日目出産後の夜に助産師さんから「何かしたいことはあるか」と聞かれていたんです

みなさんはどんなことをしているのか聞くと「手足型をとったり、写真をとったり、赤ちゃんのお洋服を作ったりしてる」と

私は退院後に家族で写真をとることにして、入院3日目の朝に手足型をとり、退院までの時間で赤ちゃんのお洋服をつくることにしました

私が出産した病院では型紙と布はあったのでそれを借りて、休み休み1時間くらいかけて洋服と帽子を作りました

ずっと体をおこしているとすぐに疲れてしまうので、退院する日もほぼ横になって過ごしていましたね

たぶん私の場合は貧血が原因だったと思います

横になっているときにベッドの足元を高くしていると楽だったので…

体調が悪いときは遠慮なく、助産師さんへ相談してくださいね!

赤ちゃんのお洋服やエンゼルボックスなどは、ネットでも購入することはできますし、病院でも購入できると思いますが、はやめに確認しておくと慌てなくていいので安心です

私が入院した病院では葬儀屋さんは紹介してくれず、原則として赤ちゃんは一緒に退院する方針でした

そのため退院時に用意したものは、下記の3点です

  • 赤ちゃんの棺(エンゼルボックス)
  • 赤ちゃんの棺を包む風呂敷、大きな布
  • 赤ちゃんの棺にいれるお花、おもちゃなど(退院してからでも可)

ほかにも私は赤ちゃんの骨壺も用意しました(退院の次の日火葬になったので、骨壺をはやく用意しておいてよかったです)


右下にあるのが実際に作ったお洋服と帽子です

私は妊娠20週での出産で、赤ちゃんの身長27㎝、体重320gとほぼ平均的な大きさでした

退院するときに、助産師さんに見守られながら夫と私でエンゼルボックスに赤ちゃんを移動したんですが、エンゼルボックスは意外と小さくて…

赤ちゃんにお洋服きせて、お布団をかけて、お花、お菓子を少し入れたらもう箱いっぱいになっちゃったんです

赤ちゃんの棺は、少し大きめの箱を用意してもいいかもしれません


 

入院3日目~死産証書、埋葬許可証、退院~

夫が10時50分に迎えにきてくれました

夫は前日に面会にきてくれたときに、助産師さんから「死産証書」を受け取っていたんです

退院の迎えに来てもらう前に夫には「死産証書」の記入をしてもらい、役所へ行って提出してきてもらいました

役所へ「死産証書」を提出すると「埋葬許可証」が渡されます

私と赤ちゃんが退院するときは「埋葬許可証」を助産師さんへみせないと退院できないといわれていたので夫に手続きしてきてもらいました

夫が迎えにきてくれて、助産師さんに見守られながら夫と一緒に赤ちゃんをエンゼルボックスへ…

そして11時半だったのですが、正面玄関からではなくて時間外受付から一緒におうちに帰りました(助産師さんから時間外受付からって言われていた)

年末なので外は寒かったのですが、助産師さん2人が一緒に外まで来てくれて、夫と私と赤ちゃんが車に乗り込み、車が出発するまでお見送りをしてくれました

助産師さんは入院中、私の気持ちに寄り添ってくれてとてもありがたかったです

退院する日、「天使ママへのメッセージ」「天使パパへのメッセージ」という冊子をいただいたんです

私はその冊子のタイトルをみただけで、またポロポロと泣いてしまって…

助産師さんから「とても心配。身体だけじゃなくて、心がつらいとき、だれかに話を聞いてほしいとき、なんでもいいから遠慮なくこの番号(産婦人科病棟)に電話してね」って言われていたんです

こんな経験はしたくなかったけれど、この病院で中期中絶できたのはよかったかなと今振り返って思います

これで私の中期中絶のため、入院したお話は終わりです

次のブログでは火葬についてまとめています

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