妊娠6か月健診で胎児に異常がみつかり、妊娠20週にて中期中絶(人工妊娠中絶手術)を行いました
自然死産ではなく人工死産ですので、お気分を害される方は読まないでくださいね
今回のブログは、葬儀屋さんを利用しない、妊娠20週で人工死産後の赤ちゃんの火葬についてまとめます
ひとつ前のブログ「中期中絶入院3日目~退院~」はこちら

Contents
人工死産後の赤ちゃんの火葬の手続き・予約・費用
妊娠12週以降の死産(流産)は必ず火葬が必要です
妊娠24週(妊娠7か月)以上の児の火葬は、分娩日時から24時間の経過が必要です
そして戸籍法において妊娠12週以降の死産(流産)は、市区町村役所へ死産届け(死産証書)の提出が必要です
*死産届けは病院で受け取って、必要箇所へ記入する必要があります
死産届けを提出し、火葬許可証をもらって火葬をすることができます
葬儀会社(病院で提携している葬儀屋を紹介してくれる場合がある)へ頼むとお金はかかりますが、市区町村役所への手続きや火葬の予約をやってくれるため手間は少ないです
私の場合は葬儀会社を通さず、自分たちで手配をしました(病院から葬儀会社の紹介がなく、役所や火葬の手続き方法は助産師さんが紙と一緒に説明してくれたため)
どうするかは病院にもよると思いますが、ご家族と相談してくださいね
私の場合は、退院する前に夫に
- 区役所で死産届け(死産証明書)の提出
- 区役所で火葬許可証を受け取る
- 斎場へ電話し、火葬の予約
をお願いしました
火葬の予約は電話で行い、火葬当日に斎場利用申請書の記名捺印、料金精算を行いました
火葬料金は私の場合は3500円でしたが、地域によって異なるようです
火葬の注意点「死胎児は午前中はやめにすべき」
助産師さんに教えてもらったのですが…
火葬はできるだけ午前中(朝一)にしたほうがいいそうです
赤ちゃんの遺骨は、火葬するとほとんど骨が残らないそうです
朝一の火葬は火力が弱くて、赤ちゃんの骨が残るそうなので午前中はやめを予約したほうがいいといわれました
斎場によっては火力を調整してくれる場合もあるそうなので、事前に電話で確認しておくと安心です
退院した翌日、午前中の時間が予約できたので火葬は退院した翌日に行うこととなりました
人工死産後の赤ちゃんの火葬「準備するもの」
準備したものは下記の5点です
- 火葬許可証
- 印鑑
- 骨壺
- 供物(お花やおもちゃなど)
- 火葬料金
供物はエンゼルボックスの中に入る分だけ、お花とお菓子を用意しました
骨壺はこちらを用意したんですが、火葬の後はこの骨壺の1~2㎝しかお骨が残らなくて(それでもたくさん残っていると斎場の方に言われたんです)…
もっと小さい骨壺でよかったです
こちらのサイズの骨壺でも十分だと思います
赤ちゃんの火葬~当日の流れ、かかる時間は?~
私の両親はなくなっており、義実家は遠方なので、夫、私、息子の家族3人で赤ちゃんのお見送りをしました
服装は夫と私は喪服、息子は上下黒の服装にしました
火葬の予約時間の15分前につき、受付にて斎場利用申請書の記名捺印、料金精算(3500円)を行ったんですが時間にして5分くらいです
予約時間まで受付近くの椅子で待っていると、斎場のスタッフの方から呼ばれて、火葬の場所へ移動です
ここでエンゼルボックスの箱をあけ、赤ちゃんに言葉をかけ、お焼香をして赤ちゃんと最後のお別れをしました
火葬中の待ち時間は大人と同じ60分かかりますと言われ、無料の待合室で過ごしていると…
火葬炉の予約時間からちょうど1時間たったころ、スタッフの方が「お時間です」と呼びにきてくれ、収骨室に向かいます
スタッフの方へ骨壺を預け、埋葬の説明を聞きました
そのあとは赤ちゃんのお骨を骨壺へ
心配していた赤ちゃんのお骨はちゃんと残っていて!
それでも赤ちゃんの骨は小さくてもろいので、慎重に夫とお箸で骨壺へお骨を入れて…
最後はスタッフの方がハケで細かい部分まですべて骨壺に収めてくれて、骨壺を受け取って車で家へ帰りました
火葬が済んだ赤ちゃんの遺骨について
スタッフの方から説明をうけた内容として…
火葬が終わったあとの赤ちゃんの遺骨は、同じような死産した赤ちゃんの共同墓地の説明や、先祖や自分たちのお墓に納骨をすることが一般的です
ただおうちでずっと一緒にいてもいいですし、ご家族のご意向によってどうするか決めてくださいとのお話でした
夫と私はどうするのか決めていなくて、しばらくはおうちに遺骨をおいておこうと話し合っています
小さな仏壇セットもありますよ
人工死産後の赤ちゃんの火葬にかかった費用まとめ
区役所への手続きや斎場への予約等、夫がおこなったため退院後火葬にかかった費用は火葬料金3500円でした
ほかにエンゼルボックス代と骨壺代がかかっています
火葬料金は市町村など住んでいる地域によって異なりますが、おおむね同じような金額だと思います
葬儀会社へ頼むと数万円かかるようですが、死産後に自分たちで手配するのは辛い方もおられると思います
急に中期中絶することになり、気持ちに折り合いがつく前に生まれた赤ちゃんを火葬しないといけない
私は肉体的にも身体的にも手続きをする余裕がなく、すべて夫に手続きをしてもらいました
病院で提携している葬儀会社がある場合は、頼んだほうが楽かもしれません
ご家族で相談してくださいね
これで赤ちゃんの火葬の話は終わりです
次のブログでは今回の中期中絶でかかった費用をまとめます