確定拠出年金の種類によって、産休育休手当や失業保険がへることがあります
対策までまとめます
『確定拠出年金』とは?手当がへることはあるの?
確定拠出年金には、企業型と個人型(iDeCo)があります
企業型確定拠出年金は、会社の制度として将来の社員の年金つくりを補助してくれるものです
企業型確定拠出年金は2種類あります
会社が確定拠出年金のお金を払ってくれるもの(強制加入)
自分の給料から確定拠出年金が天引きされるもの(選択型)
育休手当や失業保険が減る可能性があるのは、自分の給料から天引きされる『選択型確定拠出年金』です
『選択型確定拠出年金』は「将来の年金として受け取る」もしくは「今の給料として受け取る」を選択する方法です
「将来の年金として受け取る」を選択すると、企業型確定拠出年金に加入することになります
『選択型確定拠出年金』の場合、産休育休手当や失業手当が減る場合があります
個人型確定拠出年金(iDeCo)、強制加入の企業型確定拠出年金の方は、産休や育休は関係ありません
『選択型確定拠出年金』のメリット・デメリット
『選択型確定拠出年金』のメリットは、拠出にかかる費用を会社が負担してくれることです
所得税住民税の節税や運用益の非課税などは、個人型確定拠出年金(iDeCo)と同じくあります
『選択型確定拠出年金』のデメリットは、社会保険料の支払額が減ってしまうことです
給料を受け取る前に年金へまわるので、給料が減ったことと同じ形となり社会保険料はへります
社会保険料が減るというのはメリットである一方で…
傷病手当金や産休育休手当などは報酬月額に基いて算出するので、社会保険料が減ると手当も減ってしまいます
対策方法!確定拠出年金で手当を減らさないために
対策すると予防することができます
産休育休を取得予定の時期に『選択型確定拠出年金』の金額を減らす対処で、手当が減ることを予防できます
あとは、『選択型確定拠出年金』を選ばず、『個人型確定拠出年金(iDeCo)』に加入する方法もありますが、会社によってiDeCoに加入できるかは規定が違うので会社に確認が必要です
まとめ
確定拠出年金はメリットだけではなく、デメリットもあります
メリットもデメリットもきちんと理解して、老後にむけてそなえたいですね