日本の投資信託の中で、最大規模のひふみ投信(ひふみプラス)
2018年にはいってから、ひふみプラスの下落や解約が問題となっていますね
最近のひふみプラスは不調で、TOPIXを下回っています
ひふみプラスの下落はどうなるのか、藤野社長が考える復活へのシナリオをまとめます
Contents
ひふみプラスは『守りの投資』へ
ダイヤモンド・ザイZAi 2018年10月号にひふみプラスの社長 藤野英人さんの今後の見通しについて書かれていました
外需株の比率を下げ、内需株の比率を上げ、ひふみプラスは守りの投資へシフトしている
<外需株>
海外と取引のある輸出株(自動車など)
<内需株>
日本国内のサービスと関係のある株(金融、不動産、外食など)
2017年のアゲアゲ相場は終わってしまいました
トランプ政権の政策リスクが高く、どこに資金が向かうのか判断が難しいです
そのため、攻めより守りを強めていく!という方針のようです
ひふみプラスの2018年はTOPIXを下回る
2017年は好調だったひふみプラスは、2018年にはいってからTOPIXを下回っています
出典:2018年9月度ひふみのあゆみ
2018年9月も、ひふみプラスは先月比プラスですが、TOPIXを下回っているんですよ
アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないんでしょうか…
下落はしていないけど、まだひふみプラスは上がる?!
藤野社長は、復活シナリオをどう考えているのでしょうか?
ひふみプラスの解約は多くない?!
と、その前に…
ひふみプラスの解約がささやかれていますが、純資産総額は減っていません
解約がどんどんすすめば、純資産総額が減ってしまいます
私は解約が進むよりも、純資産総額が減ること自体が問題と思っています
資産が減ると運用にダイレクトに支障がでるからです
純総資産額が減っていないので、焦らなくて、大丈夫そうですね
「ひふみプラス」、残高で3位に浮上 「ゼウス」抜く | 資産運用研究所 | QUICK Money World https://t.co/ebGYeuh21s
— レオス・キャピタルワークス公式ツイッター (@rheos123) September 29, 2018
「ゼウス」抜いて残高3位って、ひふみプラスの人気はすごいですね
相場やひふみプラスは落ちつくの?
世界全体の景気が悪いこと
トランプ政権が貿易で中国にケンカを売ること
世界中で大きな問題が山積みなんです
不安感が強いことから、2018年、日本株は下がっていました
ただ、2018年9月の自民党総裁選は無難に終了
トランプさんも今のところ落ちついています
米中間選挙後の11月には相場は落ちつくっていわれています
予定は未定ですけど、このまま下がり続けても、いつかは上がります
「投資信託を続ける」という気持ちが大切です
ひふみプラス復活のシナリオは?上昇期待できる?!
ひふみプラスは、純資産総額が急激に増えたので、機敏に動けていません
小さいテーマに集中できず、大型株と中小型株の時価総額比率がほぼ同じ!
というところまできました
しかし、ただ大型株だからって米国株を買っているんじゃありませんよ~
米国や中国へ、企業調査に出向いています
日本株の企業調査の経験をいかして、株価好調が続いている米国株のAmazonやマイクロソフトなどに投資をシフトしているんですね
ひふみプラスは、企業調査に基づきながら…
<復活へのシナリオ>
着実に成長する、地味で地道な株に資金の6~7割程度を長期投資
3~4割程度を柔軟に運用し、好成績を目指す
藤野社長は、ひふみプラス復活のため、長期投資という考えを崩していません
ただ、長期投資以外にも豊富な資金を回転させ、お金を増やそうとしています
ひふみプラスの10月は中小型株に注目?!
2018年10月1日で、ひふみ投信運用開始してから10年たちました
藤野社長は、10月は日本株の大型株上昇したあと、小型株が買われる展開を予想していて、大得意の中小型株の比率を増やそうと考えています
ひふみプラスはまだ上がるんでしょうか?
それとも、下落しちゃうんでしょうか?
私はひふみプラスの強みは、しっかりとした企業調査に基づく長期投資だと思っています
長期投資という姿勢を崩していない限りは、解約せずに見守る方針です